屋根塗装

雨漏りが起きてからでは、工事費用は高くなります。
そうなる前に早めの点検をおススメします。

ステージ①
色あせ

屋根材にもよりますが、一般のスレート屋根の場合、新築から5、6年を経過したころから、この色あせが見られます。早急に対策が必要なわけではありませんが、注意が必要です。

ステージ②
コケ・変色

コケが生えていたり、変色して来たら要注意。この時点では塗装をすることで対応することができますが、ステージ3の状態に劣化するのは時間の問題です。できればこの時点で対処することがコスト的にもおススメです。

ステージ③
ひび割れ・剥がれ

屋根材がひび割れていたり、剥がれ(トタン屋根の場合はサビ)が出てくると、塗装で対処することが難しくなります。程度によっては、棟板金の交換なども必要になります。

屋根塗装工事の
費用について

項目 費用
高圧洗浄 200円/㎡
ケレン 500円/㎡(トタンなど金属屋根の場合)
下塗り 500円~1,000円/㎡
中塗り/上塗り(2回塗り) 1,800円~3,000円/㎡
縁切り(タスペーサー) 500円~800円/㎡
その他に掛かる費用 雪止め、諸経費・足場代・養生など

屋根塗装工事のポイント

屋根塗装工事は、屋根の劣化状況により塗装以外の工程が重要となってきます。例えば、劣化の程度によっては、塗装では修復できないものもあり、その時は葺き替えやカバー工法など、塗装以外の工事が必要です。
また、外壁塗装と同時にご検討の場合は、屋根塗装はワンランク上のグレードで塗装をすることをおススメしています。なぜならば、外壁より屋根のほうが直射日光や雨風に当たるため、劣化が進みやすいのです。外壁の耐久性と合わせる場合の重要なポイントです。

一級施工管理技士が屋根を診断します

屋根の診断をする場合、棟などの状態も確認いたします。瓦屋根の場合は、漆喰の状態も細部にわたり確認します。劣化の状況に応じて棟板金の交換やカバー工法、葺き替えなどもご提案いたします。
もちろん塗装は3度塗りで、下地補修も細部まで徹底しておりますので、ご安心ください。

細部まで見逃さない下地処理

屋根塗装の現場でよく見るのが、屋根のひび割れや剥がれはもちろんのこと、棟の釘の浮きや抜けなどがあります。これを放置したまま塗装されている現場が多々あります。いくら良い塗料が塗られていても、肝心の屋根そのものの破損を放置したまま塗装しては、塗料の機能どころか数年で雨漏りになるケースもあります。
下塗りも屋根の状態によっては、2度、3度とプライマーを塗布することもあります。

タスペーサーも設置します

タスペーサーとは、屋根塗装の際、屋根材同士が塗料で接着しないように行う「縁切り」の作業で使用する道具のことです。屋根材同士が接着してはいけない理由は、雨水が屋根材の下に入り込んでしまった場合、この雨水を排出し屋根の内側に湿気を溜め込まないようにするためです。ところが屋根を塗装改修するとき、塗料で重なった部分が密着してしまうことがあります。そうすると雨水が屋根材の裏側に溜まりやすく、屋根の雨漏りや腐朽の原因となってしまうのです。そこで縁切りという作業が必要となります。

屋根塗装の流れ

  • 1 高圧洗浄・補修工事

    高圧洗浄機を使い、屋根の汚れを落とします。洗浄はとても重要な作業で、しっかりと丁寧に作業を行います。例えば、ほこりやチリがあるところにセロハンテープを貼ってもすぐに剥がれてしまいます。それと同じで、屋根も汚れや、古くなった塗膜を洗い流すところから始まります。
    また、棟板金の釘浮があれば、スクリュービスで打ち直しも行います。

  • 2 縁切り、ケレン

    縁切りとは屋根板同士を浮かせて離す作業です。これを行わないと、屋根内部の湿気を逃すこともできず、また毛細管現象によって、逆に雨水が侵入してしまうのです。
    棟板金などの金属箇所には、ケレンを行います。ケレンは表面を磨き、塗料との接着をよくする効果があります。

  • 3 下塗り

    塗装において耐久性を左右する重要なポイントです。下塗り(プライマー塗布)は、中塗り、上塗りの塗料と塗装面を接着させる重要な役割を果たします。この作業をしっかり行わないと、塗装の剥がれにつながるのです。
    また劣化が進んでいるとプライマーをすぐ吸ってしまうため、プライマーを2回、3回と塗り重ねる場合もあります。

  • 4 中塗り・上塗り

    中塗り・上塗りの工程で重要なのは、塗料メーカーが指定する条件で施工することです。塗料にはメーカーが指定する塗装の厚みや、どれくらいの乾燥時間が必要かなどが全て明記されており、それを厳守しなければカタログに記載されている性能や耐久性は発揮できないのです。

  • 5 屋根塗装完了

    最後に、一級建築施工管理者の資格を保有した担当者が細部まで点検を行い完了となります。
    もちろんお客様にもご確認いただき、問題がなければ足場解体、お引き渡しとなります。

屋根塗装とセットが
おススメの工事

屋根塗装を行う際は、足場を仮設します。屋根塗装と外壁塗装を別のタイミングにしてしまうと、その都度足場代が発生してしまいます。同時の工事だと足場代は1回分で済むことになります。

屋根が劣化するタイミングで、雨どいの劣化が目立つケースも少なからずあります。せっかく屋根のメンテナンスを行うならば、同時に雨どいも交換したほうが、今後のメンテナンスが楽になります。

お客様がご希望の工事がございましたら、お知らせください。お客様のご希望を優先したうえで、
ライフプランや、将来性を勘案して、お客様にとって、ベストな工事をご提案致します。

屋根は築8~12年たったら、
一度点検するようおすすめしています

このような症状があれば、まず点検!

瓦の割れ、ズレ
屋根のサビ、色あせ
屋根の歪み、剥がれ
雨どいゆがみ、外れ