屋根の雨水を集め、排水させる役割を果たす雨どい。この雨どいは、外壁を雨水から守る大切な役割をしています。雨どいがないと、
など、いいことは一つもありません。 さらに外れている箇所があると、台風やゲリラ豪雨の際に飛ばされたり、落下する可能性があり通行人に怪我を与える可能性もあります。
このような症状の場合は、わりと簡単に修理ができます。 もちろんご自身でもできますが、はしごを用意したり、工具や金具を用意する必要があり、業者に依頼したほうが危険もなく、早くキレイに終わります。
このような症状の場合は、部分補修で対応できる場合もありますが、全部交換したほうが良い場合もあります。雨どいを新設するときは、雨水を流すほうに傾斜をつける必要があるため、ご自身で対応するのはかなりの技術を要します。また、金具取り付け部分が劣化していれば、取り付け箇所の見極めも必要になります。
基本的には現地にてお見積りしないと正確な金額は難しいため、金額目安としてお考え下さい。 ただ、全交換の場合は、雨水を流すほうに傾斜をつける必要があるため、足場を設置して行うことが通常です。
雨どい交換の場合は、材質によって価格が異なります。塩ビ製は、価格は安いですが、耐久性が劣るため、合成樹脂製以上をお勧めしています。
破損していたり、変形している雨どいを外します。雨どいは屋根の端に設置されており、お住まいが2階建以上の場合は、作業性と安全性を確保するため、足場が必要になります。変形している雨どいは屋根から流れてくる雨水をうまく受け止められなかったり、しっかりと排水することもできません。
雨どいの固定に使われている軒樋金具も変形してしまっています。これでは雨どいを正確に設置することができないため、新しいものへ交換します。排水するために適切な勾配が必要になりますので、水糸をはり、その位置に正確に軒樋金具を取り付けます。
新しい雨どいを軒樋金具へ取り付けていきます。軒樋金具には種類があり、上から吊って固定するタイプと下から支ええて固定するタイプがあります。(今回は吊金具と呼ばれる吊って固定するタイプ)変形のない部分はこれまでのものを用いる部分交換も可能です。 ただし、雨どいの変形や破損が一部でもあり、これまでの物は既に廃盤になっており、合うタイプがない場合は、全交換するケースがかなり多いです。
設置が完了したあと、雨どいの特定の箇所へ少量の水を垂らして、一定方向に流れるかをテストします。大量の水だと、水の勢いで排水されている可能性があり、必ず少量でおこないます。 排水テストをおこない、しっかりと排水できることが確認でき、異常がなければ交換工事完了です。